電子ドラムが普及したことで、自宅でも気軽にドラムの練習が出来るようになりました。
しかし、ここで問題となるのは騒音です。正直、ドラムを家で練習する際に一番問題となるのは騒音問題ではないでしょうか。
音が隣の家や下の階に響いていないか?など、とにかく自分のドラムが騒音になっていないか気になって練習にならない、なんてこともあり得ます。
ここでは、自宅で電子ドラムを安心して叩くための防音対策についてまとめました。
窓の防音対策
家の場合には窓の防音が非常に弱かったので、窓の防音対策をメインに考えました。
として考えられるのは主に以下の3つ。
・防音カーテン
・防音ボード
・二重窓
・防音カーテン
防音効果の高いカーテンを付ける方法は最も簡単な方法。
しかし、効果があるかと言われるとかなり微妙。
恐らく、防音効果の最も高いであろうカーテンはピアリビングのコーズと思われる。
2つの窓に付けるとなると5万円以上になってしまい、また効果は限定的である可能性が高いので、防音カーテンは補助的な施策と割り切り大きな費用はかけないことにする。
窓用ワンタッチ防音ボード
掃き出し窓のような大きめの窓だと、1枚当たりの重さが15kg程になるのでご注意ください。
とピアリビングのサイトに記載がある。
重量=そのまま遮音性能に関わってくるので重いのは高評価。
ただし、価格が高い。
窓1 186センチ×116センチ
税込み101000円
窓2 186センチ×86センチ
税込み
82500円
効果は高そう。
楽天のレビューでは防音効果は高いがピッタリ過ぎて外すのが困難というレビューもあり。
自作の防音ボードでピアリビングのような防音ボードを作ることも可能。
ただし、やはり毎回付け外しをしなければいけないというのが懸念材料。
毎回ドラムの練習の度に防音ボードをはめ込むか、と言われるとやらない可能性が高い。結局面倒になり、結局付けっぱなしになる予感が。
採光性や換気なども考えると
以上のことより、防音ボードは選択肢から外れる。
採光性、換気などを考慮すると窓はそのまま活用したい。
そこで内窓、二重窓を取り付けることを考える。
内窓、二重窓の効果は?
始めは業者を呼んだり、かなり高額になると思っていたが、DIYで簡単に自分で取り付けることが出来るものもあると判明。
選択したのはインプラスの内窓。
内窓の代表的なメーカー5つ
大信工業 プラストサッシ
YKK AP プラマードU
旭硝子 窓窓
トステム インプラス、
三協立山 アルミプラメイクE
内窓を選ぶポイント2つ
気密性
窓の性能
窓の性能
窓ガラスは窓の面積のほとんどの部分を占めるので、この窓自体の厚さや性能によって、どれくらいの防音効果になるかがほとんど決まってしまう。
どのような窓ガラスを取り付けるかは最も重要。
気密性
窓はガラスとそのガラスを囲んでいる窓枠、スライドさせるサッシで構成されている。
(FIX窓のように開閉しない固定窓はサッシは無いが。)
このガラスと窓枠の隙間やサッシと窓自体の隙間が空いていたら、どんなに窓ガラスの性能が良くても隙間から音が漏れてしまう。
この窓の気密性の性能によっても防音性能が変わってくるということ。
窓の専門業者によると、この5つのメーカーの中で窓の気密性が最も高いのはプラストサッシであり、他の4つはそこまで変わらないとのこと。
http://inplast.jp/inplus.html
確かにYOUTUBEなどの検証を見るとプラストサッシは防音性能が頭ひとつ抜けている。
しかし、構造上の問題でDIYが難しく業者に取り付けてもらう方が良いようだ。
さらに価格も高いのが難点。
インプラスとプラストサッシ
そこで、とりあえず候補としてインプラスとプラストサッシをチョイス。
まずはインプラスの場合。
単板にするか防音性の高い二重窓にするか。
インプラス内窓 5mmタイプを候補とした。。
3mmと4mmもあるが、わずか1000円~2000円で5mmにグレードアップできるので5mmにお得感を感じた。
二重窓の遮音性能試験(-40dB)とされているが、既存窓がアルミサッシの3mm窓という防音性が最も低いタイプなのでもう少し遮音性能は低くなると予想。
そのため、防音タイプの窓にするかは非常に迷った。
窓1
税込み32360円
窓2
税込み29060円
送料が5500円で合計66920円
防音仕様の合わせガラス
約2倍の料金
さらに防音にすると2.5倍に。
窓1
約6万円
防音性アップ版 約8万円
窓2
約4,7万円
防音性アップ版 約6.2万円
通常の防音ガラスでは送料入れると合計で11.2万円となるが、そこまで防音効果が高くなさそうなので除外。
参考にしたのは以下の動画。
https://www.youtube.com/watch?v=K8OoYKYuDBI&t=476s
ということで選択肢は合計で約6万円の5mm単板の窓か防音性の最も高い窓14.2万円のどちらかとなる。
しかし、最も防音性が高い窓も通常の防音窓と同じで結局は3mm+防音特殊膜+3mmであることには変わりが無いとのこと。
となると、そこまで大きく防音効果が高まるとは考えにくいのでは?と予想。
ここで出てくるのがプラストサッシ。
プラストサッシは気密性も高く、防音合わせガラスもさらに厚いガラスをチョイス出来る。
窓のことなら新田建商
幅1m70cm 高さ1m
異厚ペアガラス¥80,000
(3mm+A10+5mm)
防音合わせガラス¥120,000
(6mm+6mm)
幅1m70cm 高さ2m
異厚ペアガラス¥120,000
(3mm+A10+5mm)
防音合わせガラス¥180,000
(6mm+6mm)
こちらの防音合わせガラスは6mm+6mmなのでこれは絶対効果高い。
さらに気密性も他4つのメーカーよりも高いプラストサッシである。
ただし、こちらの場合には2つの窓で概ね25万円以上にはなると予想される。
うちは木造一軒家ですが賃貸です。
原状復帰さえしてくれれば基本何でもOKな物件なので二重窓も問題はないのですが、いずれは出る可能性が高い。
窓は同じ窓枠が無い限り流用も出来ないので、現実的には退去時には処分するかそのまま残すことになる。
そんな使い捨ての窓に25万円は厳しい。
しかも木造ということを考えると窓だけ完全防音にしても、結局壁から音が漏れる。
窓はそこそこ安いものにして、壁も含めて総合的に防音したほうがコスパがいいと判断。
そこで結局、インプラスの5mm単板をチョイス。
価格が2枚で6万円ちょいと安いのが決め手だった。
楽天のお買い物マラソンでポイントが8000ポイントくらい付いたので実質6万円を切るくらいの価格に。
インプラスの窓が届いた結果
これがなかなか悪くなかった。
もう商品が届いた瞬間に、これ効果あるんじゃね?と思った。
なぜなら、めちゃくちゃ重かったからです。
窓1つでざっくり14キロくらいありました。(小さめの窓の方は11キロ~12キロくらい。)
引き窓なので2枚で28キロ。
防音性能は重量と密接な関係がありますので、28キロという重さは非常に期待が持てます。